カテゴリ
以前の記事
2012年 08月 2012年 07月 2012年 05月 2012年 03月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 お気に入りブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
バナナが教えてくれた銀座の小学校。 「向かいの建物の5階から眺めるのが、ベスト・ビューなんだよー」 うれしそうに語るバナナについて、私もその光景をのぞかせてもらった。 蔦の這う建物にお城のようなアーチの窓。 緑色の校庭とねずみいろの校舎にトラックの赤茶が映えている。 校舎から門に渡したロープには、さりげなくこいのぼり。 「もう4月も終わりかぁ・・・」なんて思いながら、 バナナともども、しばし沈黙。 ぼんやりと校舎を眺めていると、さまざまな記憶の断片が頭の中に現れては消えていった。 こじんまりと品のいい小学校で、 こんなところで学んでみたいなぁ~と思った。 子供たちは紺の制服を着て、皮のランドセルをしょって、 ベレー帽なんてかぶっているのだろうか。 向かいの建物から微動だにせず、ぽかんと校舎を見下ろしていた二人組。 通行人からはさぞかしおかしな二人組に見えただろう。 この日は、竹橋へバナナと岡本太郎展を見に行った。 太陽の塔の内部を写した映像があり、 太陽の塔の中心には、「生命の木」という赤青黄のカラフルな木がぶっ立っていると知った。 木の根元にはアンモナイト、上に登るにつれ恐竜が現れたり タロさんの遊び心満載で、なんとも楽しげ。 衝撃だったのが、岡本太郎が、太陽の塔の構成を皆に語る場面。 各国の文化が集結する万博で、生命の根源を表現する重要さを訴える太郎さん。 だけど、彼を見る人々のまなざしはあまりにも冷ややかだった。 「何を幼稚なことを言っているんだ」というかんじだった。 岡本太郎の考え方はとてもシンプルだ。 ありのままの人間の姿、 すべての人間のもつ根源的で無垢な部分を最も美しく、尊いと感じている。 若いころからヨーロッパに留学して、哲学やら人類学やら いろんな思想や学問を取り込んだ太郎さんだからこそ、 行きついた考えだ。 確かな血と肉を伴う太郎さんの言葉は、シンプルだけど力を持っている。 だけど当時、太郎さんが危機感を持ちつつ訴えたものは あまりにもまともに受け止めてもらえない時代だった。 その映像を見ながら、なんだか頭がかぁっとなった。 太郎さんはあまりにもひるまない。 あんなふうにできる自信は、今の私にはない。 だけど、あんなふうに力を持って、 押しつけでもなく、評価も期待せず、ただただ純粋に 自分の心にまっすぐに言葉を吐けたら、どんなにすばらしいだろう。 自分が魅かれるものにまっすぐに向き合って、 恥じずに深めていくことだ。その繰り返しだ。 生きること。 #
by taopon
| 2011-04-24 22:56
妹の暮らす石垣島へ、つい先日まで遊びに行っていた父が
おみやげをくれた。 竹富島へ足を伸ばしたときに、買ってきてくれたようです。 すてきな織りのランチョンマットとブックカバー、 そして木のバターナイフ。 バターナイフの表面はとても滑らかな手触り。 このナイフでバターをすくう瞬間を想像するとたまらないなぁ。 ものに執着はしたくないな、と思うけれど 人の手のぬくもりの感じられるものを選んで使うことは、だいじなことだと思っている。 それは日々の生活を血の通った豊かなものにしてくれるし、 なにより気分がいい。 体とモノが切り離されてしまうと、よくない。 それだけでなく、自分の体さえもモノとなり、心と切り離されてしまうと、とてもこわい。 からだが欲しがるもの、自分のからだを支えてくれるものを選んで食べる。 足の先から手の先まで神経をめぐらせて、固まっているところがあれば 伸ばしたり曲げたりして、ほぐしてあげる。 それなりの時間と余裕がいるけれど、 そうしたことをくりかえしていると、からだが自分の心としっかりつながっていくのが 感じられてくる。 心と体、体と物、人と人。 そのつながりを感じながら生きる人が増えたら、すごくすてきだ。 #
by taopon
| 2011-04-03 21:27
突然ですが、妹が石垣島で開業しますので見てやってください↓
http://smoothly.boo.jp/ 日曜日、元我堂におじゃましたあと、 hanaちゃんと阿佐ヶ谷おきなわそうこへ。 ここの泡盛のお湯割りにふたりしてハマってしまったのだ。 食べたやきそば そぼくで薄味で家庭的な味わい。 調味料をいろいろ出してくれるから面白い。 最終的なアジの決断をこちらに委ねてくれているのがすてきだな、と思う。 ところで あの震災から半月。 海はすべてを呑みこんで、なぎ倒して、焼け野原にしてしまい 福島ではおぞましい怪物が地の底から不気味なうなりをあげている。 この局面に立ち会った人間の一人として思うことは、 自然に対して、人間はあまりにも無力だということ。。 亡くなった人や行方不明になってしまった人がたくさんいる。 そして、明日の生活がまったく見えない人も大勢いるなかで ボンヤリとこんなことを思ってしまうのは、被災していない、恵まれた立場だからなのかもしれない。 でも、本当におそろしいと思った。 心の底から。 自然をおそろしいと思った。 ニンゲンの思いどおりにいくことなんてないんだ。 ニンゲンが制御できると思うことが、間違いなんだ。 離れた東京の地でとほうにくれている。 自分ができることはなんだろう。 これから自分がとるべき生き方はなんだろう。 周りの人は行動が早くてすごいなぁと思う。 自分はいまだに動けずにいる。 もっと、多くのことを学ばなければならないな、と強く思う。 #
by taopon
| 2011-03-29 23:11
いつもオバアチャン並に5時半ごろ目覚めるところが
今日は起きれず、目覚めたら7時。 目の奥がずっしりと重くて、「あ」と声を出してみたら 喉の奥からカラカラ乾いた息がでる。 体がだるい。 こりゃだめだ、と思い、 開き直って今日はいちにちお休みすることにした。 ベットでのど飴を舐めながら、じっとしていた。 しばらくしてお腹がすいたので、のっそりと起き上がり、 鳥がらスープとオニオンペーストとナツメとしょうがを煮たてたところに ごはんを放りこんでおかゆのようなものを作って食べた。 10時ごろ、近くの病院に行った。 診断結果、やはり風邪。 お医者さんと看護婦さんに やたらと「手、冷たいね」と言われる。 舌にデキモノがたくさんできたので軟膏と、 飲み薬をもらった。 「夜はうどんが食べたい」 とはげしく思ったので 例の野菜の安いスーパーで ごぼうとだいこんとお切り込みうどんと鶏肉を買って帰った。 読み物として暮らしの手帖も買った。 薬を飲んでからひと寝入りして、 目覚めたら、暮らしの手帖をめくったり 黒糖しょうが湯を飲んだり。 そんで、また寝たり。 夜は取っておいた出汁とあわせて、お切り込みうどんをたっぷり食べた。 風邪もだいぶ良くなったし、 ひさびさに一日ゆっくりできてよかったなぁ。 #
by taopon
| 2011-02-22 21:43
ひたすら玉ねぎを炒めて、オニオンペーストを作っているところ。
バターとオリーブオイルで、ひたすらジクジクと炒め続ける・・・。 こんがりきつね色に変わるまで。 根気よく炒める。 コレをしてるときは、頭がからっぽになる。 最近、阿佐ヶ谷に国産野菜が安くておいしいお店を見つけた。 玉ねぎワンボウル百円。じゃがいも、にんじんワンボウル百円。 小松菜なんかのベビーリーフがふた袋百円。 トマトも、ピーマンも、お肉も、 なにもかもが、気持ちが良くなるくらい、大ぶりで安い。 土日にわさっと買い込んで、煮物やら酢づけやらオイルづけを作っておいて、 平日にごはんとチマチマ食べている。 朝起きたらすぐにお腹がぐぅというので、 しかもいろいろたくさん食べたいと思うので、 冷蔵庫にオカズが充実している最近は朝ごはんが楽しみでしょうがない。 夜寝るときから、ごはんのことを考えている。 ブックオフで100円で買った「小林カツ代のおかず超簡単」というレシピ本を お風呂でぼんやり読みながらヨダレを垂らしていたりする。 最近は毎日を当たり前に過ごすことにフツフツと幸せを感じる。 手のひらに運命線が無いのにも納得だ。 おいしいご飯が食べれて、温かいお風呂に浸かれて。 ときどき友達とお酒を飲んだり、土やきをしたりする。 派手ではないけど、確実にジワジワと内側から効いてくる感じ。 ショウガみたいだよ。ショウガ。 生姜のような幸せ。 今に勝る幸せがあるだろか。 #
by taopon
| 2011-02-03 22:10
|
ファン申請 |
||